OS : CentOS, Fedora, RH*, *BSD
Sambaでファイルサーバーを構築しましょう。
Samba3.2からActiveDirectoryやドメインへの参加機能の強化、VISTAへの対応の強化が行われました。
しかし、ただのファイル置き場用途でしか利用しない私には新機能は不要です。
今回は、最低限の機能しか付けないインストール方法をご紹介します。
設定に関しても SWAT 等の設定ツールは利用せず、設定ファイルを修正して構築していきます。
まずは、インストール。
・インストール
# cd /usr/local/src/ # wget ftp://ftp.samba.gr.jp/pub/samba/samba-3.2.7.tar.gz
※)公式FTPから最新のパッケージを選択してください。
ftp://ftp.samba.gr.jp/pub/samba/
(2008/01/13現在ではsamba-3.2.7.tar.gzが最新)
・コンパイル~インストール
# tar zxvf samba-3.2.7.tar.gz # cd samba-3.2.7/source # ./configure --prefix=/usr/local/samba3 --with-pam --enable-swat # make # make install
/usr/local/samba3 へインストールされます。
「–enable-swat」は、私は明示的に指定しているだけですが、default=yesですので 特に指定なしでも問題ありません。
そして、認証機能の為に「–with-pam」も基本的に指定が必要です。
PAMのソースファイルも必要となります。インストールされていない場合は事前にインストールしてください。
# yum install pam-devel
(CentOS / Fedora / RH*)
・Samba3.2 – よく使われそうなconfigureオプション
–enable-swat : swatの有効化
WEBベースのsamba設定GUIツールのインストール
default : yes
–enable-cups : プリンタサポートの有効化
default : auto
–with-pam : PAMサポート
PAMサポートの有効化。
default : no
–with-syslog : syslogのサポート
syslogサポート。/var/log/message, secure等にエラーを出力。
default : no
–with-quotas : ディスククォータサポート
容量制限
default : no
–with-sys-quotas : システムクォータサポート
容量制限
default : auto
次はファイルサーバーの設定です。